猫の多頭飼いって大変?猫3匹と暮らす飼い主が大変に感じていること7選

猫好きの方は、一度は猫に囲まれた生活には憧れたことがあるのではないでしょうか。
猫同士で遊んでいる姿だったり、一緒に仲良く眠る姿は本当に愛らしくて、
見ているだけで癒されますよね。
家を空ける時間が長い方は「お留守番でも寂しくないように」と
多頭飼いを考える方も少なくありませんし、
かくいう私もその一人です。
しかし、猫の多頭飼いは楽しいことばかりではありません。
意外かもしれませんが、大変なこともたくさんあるんです!
これから猫の多頭飼いをしよう!と思っている方も、
実際にどんなことが大変なのか気になりますよね。
今回の記事では、猫の多頭飼いで大変に感じていることに
ついてお伝えしていきます。
猫3匹と暮らす中でリアルに感じていることですので、
多頭飼いを考えている方はぜひ最後までお読みください!
ケンカ

猫が集まるとどうしても避けられないのがケンカ。
「お気に入りの場所の取り合い」、「ただ機嫌が悪かったから」
様々な理由で突如ケンカが起こります。
もしかすると、本人たちは遊んでいるだけなのかもしれませんが
ちなみに、うちの長男猫みっけは少し気難しい性格をしており、
何もないのに突然ケンカを吹っ掛けに行くことがあります。
(我が家では暴君と呼ばれることもあるほど)
さっきまで仲良くグルーミングしていた思ったら急にケンカが
始まるときもありますし、何も起きないときもあるので本当に謎です。
また、3匹などの偶数匹で飼育している場合、
2対1の構造ができてしまうことも…
どんなに仲がよくても「ケンカは起きるもの」と、
ある程度は認識しておいたほうが気持ちも楽ですよ。
大運動会
特に前触れもなく、バタバタバタ!と大胆に部屋中を駆け抜け、
あっちに登りこっちに登り……落ち着いたと思ったらまたバタバタ……
猫を飼っていると、突如この「大運動会」が始まることがあります。
一匹だけならまだしも、2匹以上でこの運動会が始まると部屋は荒れますし、
音もかなり大きくなってしまいます。
しかも、だいたい夜中に始まるのでマンションなどの集合住宅にお住いの方は
騒音問題も気になるのではないでしょうか。
我が家もマンションなので、運動会が始まるたびヒヤヒヤしております…!
気になる方は、カーペットを敷いたりして対策をしておくとよいでしょう。
また、日中にたくさん遊んであげることで運動会の発生頻度を少なくすることができます。
時間を見つけてたくさん遊んであげてくださいね。
やきもち

新しく猫をお迎えして多頭飼いをする場合、先住の猫がやきもちを妬いてしまうケースがあります。
今まで飼い主さんの愛情を独り占めしてできていたのに、突如現れた新入りに飼い主さんを取られたと感じてしまうことがあるようです。
普段からつれない態度を取られることも多いですが、実はやきもち妬きなんですね。
うちの長男猫みっけは、他の子を撫でていたりすると、
そっと、じっとこちらを見ています……
あとから八つ当たりをしてくることもあるので、きちんと平等に愛情を注いであげましょうね。
いたずら
猫はいたずら好きな子も多いですが、多頭飼いだと同時多発的にいたずらが発生することがあります。
飼い主の作業中に色々なものを落っことしてみたり、CDラックをひっくり返してみたり…
とにかく色々起こります。
構ってほしいときや、遊んでほしいときのサインでもありますので、
そんな時はあきらめて遊んであげましょう。
注意したって、彼らはわかっちゃくれないのです。
遊ばせられない
多頭飼いをすると、猫が遊びを遠慮するようになってしまうことがあります。
多頭飼いの場合は基本的に先住ファーストなので、先住猫から遊ばせるように
したいのですが、別の猫が横取りしてしまい、そのまま遊びを遠慮しがちになっていくことがあるのです。
ストレスの原因にもなるので、遊ぶときは部屋を分けるなどして対策したほうがよいでしょう。
お金がかかる

毎日のコストが気になる方も多いのではないでしょうか。
当然ですが、多頭飼いを始めるとコストもその分倍になります。
- 毎日のご飯代
- おやつ
- 猫砂(システムトイレの場合はシート代も)
- 病院代
猫によってご飯やおやつの好き嫌いもあるため、なかなかご飯を統一できずに余計にコストがかかってしまう場合も…
ここ最近は原材料の高騰によりキャットフードの値段も上がっているため、なおさらお財布への負担も大きいです。
安すぎて質の悪いごはんもあげたくはないですが、高品質のご飯が続けにくいというのも現状です。
さらに、毎年のワクチン代や健康診断も倍かかります。
多頭飼いをする前には、コストの確認をしっかり行いましょう。
健康管理
猫の多頭飼いを始めると、健康管理のハードルが上がります。
うんちがゆるいなどで状態が悪かったり、吐いた跡があった時に「誰がしたものか」を
すぐに判断することができません。
病気の発見が遅れてしまう可能性があるので、さらに注意深く観察していくことが
必要になってきます。
また、猫風邪などの感染症を発症した場合、他の猫に移してしまう可能性が非常に高いので、
定期的にワクチンを接種したり、必要があれば隔離するなどの対策が必要です。
猫風邪をひいてしまったときの対策は、こちらの記事もご参照ください。

まとめ:大変なことも多いけど……

猫の多頭飼いで大変なことについて、我が家の事情も交えながら
解説していきました。
猫の相性や性格による部分も大きいので、もっと大変さを感じている方や、
まったく大変ではないという方もいらっしゃるかもしれません。
多頭飼いは確かに大変なことも多いですが、私はそれを補うほどのメリットや幸せが十分にあると感じています。
一緒に寝ている姿、グルーミングしあう姿、一緒に遊ぶ姿。

複数の猫と暮らすことで感じられる幸せもたくさんあることは、
この場でもお伝えしておきたいです。
猫の新たな一面や、多頭飼いならではの行動に癒されますし、
猫にとっても遊び相手が増えることや、お留守番中に寂しさを感じずに済むことは
ストレスの軽減にもなります。

命をもう一つ預かることなので、一生大変さと付き合う覚悟とお金が必要ですし、
安易にできるものではありません。
ですが、猫にとっても、飼い主さんにとっても、
それ以上の楽しい毎日が待っています。
「大変でも乗り越えられる!」という方は、
ぜひ素敵な多頭飼いライフをお過ごしくださいね!